福祉の仕事が軽く見られ過ぎなんです
私の両親は、共に70代。
どちらも健在とまでは言えなくても、自分の身の回りのことは出来てる方だと思う。
私がいつも「やれることはやってよ」的な圧を漂わせてるので、努めて頑張っているのかもしれないけど
それでも、掛かり付けの病院からの書類に目を通し、読んで聞かせて説明して必要な部分には代理で記入したり、
やれトイレットペーパーがない、今日は煮物が食べたいって言えば買い出しに出掛けたり、合間を見てお風呂やトイレの掃除したりと
明らかに、しなければならないことが増えている。
私も勤め人なので、定時で上がれない日もあれば、休日を返上しなければならない日もあり、おまけにホルモンバランスが崩れ気味の日なんて、ホント、正直イヤになる。
介護申請する日が来ることも頭に入れておかねば・・・
職場のアルバイトの女の子が掛け持ちで働いているグループホームの話。
そのホームは、そもそもがスタッフが足りなくて、一人当たりの負担する役割が多く、挙句、休日は誰もシフトに入ってくれないと
スタッフ個々のストレスによって殺伐とした環境になりつつあると
人手不足はあちこちで聞きますが、福祉関係は特にひどそうですね。
20年位前、当時のアルバイト先には福祉関係の専門学校に通う若者が結構いたけど、その子たちは、果たして現在は福祉の仕事に就いてるのだろうか?
それこそ、右を向いても左を向いてもあった福祉専門学校もずいぶんと減りましたよね。ノリPだって今、介護職してないだろうね。
介護福祉士になると永住権が得られるという特典を付けて、外国人留学生で人手不足を補おうと期待しているらしいけど
少なくとも現在の介護が必要な世代は、世話をしてくれる人が日本人じゃないことに抵抗アリアリな年代じゃないか?って個人的に懸念してしまう対策と思います。
長く働いていて思うことは、どこの職場も環境に問題点が生まれるとしたら、圧倒的に人間関係が原因なのですが、業務上には問題がなくとも、人間性に問題がある人がその主人公になりがちなんです。経験上。
管理する側としたら、仕事をしない、サボる人には注意もできますが
「あなたの人間性には難がある」とは、決して言えない。
業務をこなすだけでそれなりに回る職種ならまだしも
高齢者の生活に寄り添うような職種には、従事する人の人間性や人柄は、かなり重要なんじゃないでしょうか?
いや、誤解しないでくださいね、外国人がダメだっていう話ではないです。
むしろ、仲良しのコンビニのオーナーをやってるおばさん曰く
「外国人留学生は、地元ではお坊ちゃま、お嬢ちゃまが多く、頭が良いだけではなく素朴で気立ても良く、真面目で勉強家だ」と絶賛しているからね。
日本のおばちゃんたちの方が使えないってさ。
確かに
巷のニュース見てても、日本人の質、落ちてると思います。(自分も含め・・・)
これからの日本の未来を考えると
福祉関係の仕事はもっと、政治家よりも上のステータスと好待遇を得てもいいくらいです。そしてその職に誇りも持てるほどのプロフェッショナルな人材を育てる。
コンビニと同じような感覚で働きに来るから、キツイ、思ってたのと違ったって、辞めていくわけでしょ?
福祉の仕事は低く見られ過ぎなんですよ。
だから、外国人に頼るしかない。
日本人の人間性も下降気味ですしね。
そろそろ「偉そうに言ってるアンタは?」なんて言われそうですが
私は、認知症の祖母の世話をしてた母親の苦労を間近で見て育ったので
やれる自信がありません。大変なことは重々承知です。
でも、せめて自分の親は出来る限りのお世話をしてあげなくては、と
気合は入れております。